特殊用途のお客様が増えました 

「元気の素をお届けすることをミッションにしてます。」

特殊用途のスポーツサングラスを標榜していらい たくさんの「特殊用途」での依頼を相談されるようになりました。

今後随時 あげていきますがまとめた情報はグラスヒュッテにありますので よろしければそちらもご覧ください。

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さてある程度 競技人口のある種目は調査できるのですが ものによってはまったく検討もつかないケースもあります。

そうした場合は やむをえないので 正直に「よくわからないので 詳しく教えてください」とおねがいします。

ありがたいことに こんな風に困っているということを 懇切丁寧に教えていただけるおきゃくさまが多くて スタッフ一同助かってます。

今回はパイロット偏です。

何を隠そう アメリカに留学していた際セスナの免許を取ろうとクラブに入ったことがあります。 残念ながら 授業についていくほうが精一杯だったので 挫折してます。

今回は すでにパイロットとして活躍しているお客様の相談です。 相談内容は パイロット用サングラスの調達です。

聞き取りは こうしてほしいこと「おさえるべきこと」 と だめなこと「禁止事項」です。 こちらがいいと思っていても そうでないケースは多々あります。

まず 「おさえるべきこと」としては 雲をつきぬけ高度にあがった際 まともに受ける太陽光量 紫外線カットにはじまり、  やはり意外な要望がでました。

それは 「雲がみえること」 さらに 「雲の量がみえること」 といわれました。 こうなると経験のない私は ただ状況からお伺いするしかありません。

グレーがいいのか 茶系がいいのか・・・  ただ今回のお客様はすでに 経験から ずばりグレーで指定していただいたので助かりました。 次に濃度です。

幸い 昼で 晴天だったので お客様と二人で公園にピクニック? ではなくて レンズ濃度のベンチマーキング!!!

曇りも想定しながら 結果 一番濃い濃度に決定しました。  つぎに興味深い話が・・・・通常のスポーツサングラスで 絶対想定しなければならないこととは 違ってました。

それはコクピットという室内で使うため 通常想定すべき 下方向 屋外では地面からの光反射は 考える必要がないため レンズ下の面積は必要ないこと!!

最後に やっちゃだめ なこととして「禁止事項です」 これも同じパイロットグラスも変化したことがよくわかります。

先にも書きましたように 私もパイロット免許をとろうとしたので 機種の違いはあれ 計器類の話になりました。

いまから30年前の機種は 計器類が ほぼアナログでした!! それが今はほぼほぼ 液晶です。 なんとはなしに感づいていましたが これにはやられました

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つまり 当時の感覚では 偏向レンズは有効だと先入観が これで大崩!! 現在はパイロットグラスでは 偏向レンズは 絶対ダメだということです。 強烈なインパクトを受けました。

そのほかの話として いつからかはわかりませんが 旅客機パイロットの資格基準として 裸眼で1,0でしたが 国家基準では次のようになります。

各眼について、各レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の常用眼鏡により0.7以上、かつ、両眼で1.0以上に矯正することができること。

航空法の基準はクリア出来そうでしょうか。でもまだ安心できません。ベースのルールは航空法なのですが、それに加えて各航空会社ごとに社内基準が用意されています

例えば、メガネをかけて視力0.7をクリアしていても、航空会社側が1.0以上でないと雇用しないという規則である可能性もある言うことです。

極端に厳しくなることはまれだと思いますが、各会社ごとに違いますので念のため確認しましょう。

矯正視力は コンタクトレンズの使用は問題なさそうですが レーシックはダメなようですね。

さらに 機種ごとに免許が違うので 同じ航空会社でも 機種が違うと免許の取り直しになります。 これは 整備も同じで 地上の整備担当も機種ごとに分かれるそうです。

いかがでしたか パイロットサングラスの話から パイロットの適正基準にまで少し踏み込んでしまいましたが こうやって一つ一つ蓄積していきます。

私たちが提供する商品が こうした重大な職務で活用されるのは何よりも 光栄です。

私たちの元気にもなります。 ご来店ありがとうございました。

これからも 特殊用途 大歓迎です お待ちしてます。

 

投稿者プロフィール

上田唯司
上田唯司
 名古屋を中心に「メガネプラザ」「グラスヒュッテ」を展開する株式会社東和工業の代表です。 
内面の色気を引き出す「最幸の色メガネ」で、かける人を「元気」にしたいと願いながら仕事をしています。
 私が入れ込んでいる趣味の話 最近気になっている話などなどをつれづれなるままに書き記していきます。