臨場感!

毎日商品を触ってます。 毎日触っている我々だから違いも分かれば高い安いもわかります。 商品みて使い方だって思い浮かびます。

ところが3、4年に一回とされるメガネの買い替えサイクルで来店されるお客様にとって、久しぶりに見る商品をどう使えばいいかなんてイメージできない!っていうことになかなか気づくことができませんでした。

売り場に足らないのは 使う人が使用を感じられる臨場感ではないかと感じてます。

商品をズラーッとなれべておしまい…それで良しとしていて 必要ならば スタッフが補足すればいいじゃないか。  まあこれでもいいのかもしれません。 ただ他のメガネ屋さんと比べて何か独自かを進めていきたい私にとってはこの現状は打破しなければならないことでした。

テーマは 「眼鏡屋らしくなく行こう!」 ただでさえ「視力矯正具」という本来なら掛けたくないもののイメージが強く ネガティブにさえ感じられがちなメガネという商品。 楽しく買い物するにはどうしたらいいかという漠然とした問題に対する解決策は「メガネやらしくない店」でした。

その解答がこの写真。IMG_3252[1]

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ある方に「これはやりすぎじゃないの? 大丈夫?」と言われました。

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かろうじて 奥にメガネが見えますが スポーツショップのようだと。 入店されたお客様が 「ここメガネ屋だよね?」と確認されることもあります。

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釣り師なら 自分の部屋に飾ってみたいもの。 場合によっては家族の反対で飾りたくても飾れられないようなものもここならOK。

40人弱からのスタッフに私のこの考え方を理解してもらうのはそう簡単なことではありません。 ユニクロの柳井社長もおっしゃるように日本人は変化を好みません。「ありえへん」「見たことない、聞いたことない」ことに率先して首を突っ込無革新的な人は少なく 保守的なひと、街です。 流行るデザインも3、4年遅れていると言われてしまうこの街で 変わったことをするのは 異端でしかないかもしれませんが、そもそも メガネ屋じゃない者がメガネ屋を始めたこと自体が異端であり、東京で流行った「メガネ5割引」を名古屋に持ってきたのも異端です。 だからうちの風土は「異端」でいいのかもしれませんね。

少し自信もてたのは この藤村正宏さんの言葉。この方の言葉でずいぶん救われた気がしてなりません。

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ここ最近は 私が言わなくてもこんなものをつくってくれるようになりました。バレンタインの包装です。 紙袋とリボンで5分でできます。

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仕入れは真剣勝負。 だから思いを込めた商品を送り出すのは 娘を嫁に出すようなもの  といったら 大げさですか?

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かけたメガネは 鏡をみない限りわかりません。 つまり掛けてるメガネは 人に見せるためのものかもしれません。

どう見られるようになるかを イメージしたらこうなった。

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店頭で相談されるサングラスの種目で球技でおおいのがこちら。 玉を追いかけるなら その球がどう見えるのかを臨場感だすのが仕事。

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うちで働く人 これから働きたい人には こうしたことを一緒に楽しめる人であって欲しいと願ってます。

 

 

投稿者プロフィール

上田唯司
上田唯司
 名古屋を中心に「メガネプラザ」「グラスヒュッテ」を展開する株式会社東和工業の代表です。 
内面の色気を引き出す「最幸の色メガネ」で、かける人を「元気」にしたいと願いながら仕事をしています。
 私が入れ込んでいる趣味の話 最近気になっている話などなどをつれづれなるままに書き記していきます。